技術情報2026/10/07

受注管理システムはどう選ぶ?既製ソフト・ERP・カスタム開発の比較

受注管理システムを選ぶ際は、会社が最も改善したい業務がどこかから見始めるとよいでしょう。注文がすべて同じ EC プラットフォームにあるなら、まずそのプラットフォームの管理機能を確認します。注文が LINE、営業、複数のチャネルから来るなら、集約と出荷追跡が重点です。すでに ERP があるのに毎日注文を再入力しているなら、まず連携や拡張を検討すべきです。既製品とその設定で必要な業務を合理的にサポートできない場合に限り、カスタム開発を検討します。

読了時間
13 分
最終更新
2026/10/07
対象読者
ブランド企業、代理店・卸売業者、複数チャネルで商品を販売する企業の経営者、営業責任者、運営責任者、情報システム担当者

30 秒でわかる要点

  1. 01

    受注管理は顧客が何を買ったかを記録するだけではありません。システムは価格と数量の確認、出荷の手配、変更と返品の処理、未完了の業務の追跡も支援する必要があります。

  2. 02

    顧客が自分で注文することと、社内で注文を管理することは別のニーズです。B2B オンライン受注システムは法人顧客がどう注文するかを解決し、受注管理システムは受注後の社内業務も処理する必要があります。

  3. 03

    LINE で受注していても、顧客に習慣を変えてもらう必要はありません。まず営業が一元的に注文を登録し、自分で操作したい顧客は注文ページへ誘導します。メッセージの自動整理は、品番、単位、確認フローが明確になってから検討します。

  4. 04

    すでに ERP があるなら、まず拡張や連携ができるかを確認します。既存システムが在庫と債権の管理を続けられるなら、受注、注文確認、データ送信だけを改善すればよく、すべてを作り直す必要はありません。

  5. 05

    選定では変更と出荷をテストすべきで、注文の新規登録だけを見てはいけません。欠品、分割出荷、返品があった注文を一件持ち込んでベンダーにデモしてもらうほうが、機能一覧にチェックを入れるより違いが見えます。

  6. 06

    初めて開発会社に相談する際、完全な要件定義書は不要です。現在の注文、使用中のシステム、最もよく行き詰まる業務があれば、方向性の整理を始められます。

01

受注管理システムは、オンライン受注、販売・仕入・在庫管理、ERP と何が違うのか?

結論

受注管理システムは主に注文の受領、確認、出荷、後続の追跡を処理し、オンライン受注は顧客が注文内容を送信できるようにするものです。販売・仕入・在庫管理や ERP にはすでに受注機能が含まれていることがあるため、選定時には製品名ではなく、実際に完了できる業務を見るべきです。

受注管理システムは OMS(Order Management System)とも呼ばれます。営業、カスタマーサポート、倉庫、管理者が同じ注文の進捗を確認でき、どの商品が未出荷で、どの変更が確認待ちかを、メッセージをめくったり同僚に聞いたり異なるバージョンの表を見比べたりせずに把握できるようにするものです。

これらの機能は一つの製品に集約されることも、複数のシステムで分担されることもあります。Web サイトが注文内容の受領を担当し、ERP が正式な注文と債権を担当し、倉庫システムがピッキングと出荷を担当する形です。企業が OMS という名前のソフトを別途購入する必要があるとは限りません。

名称主に解決する問題選定時の注意点
オンライン受注システム顧客がどう商品を選び、数量を入力し、注文を送信するか注文できることは、その後の変更、欠品、債権処理に対応していることを意味しない
B2B オンライン受注システム法人顧客が取引条件に沿ってどう注文するか価格表示にログインが必要か、ケース単位の注文か、月締め決済かは実際の取引方法で決まる
受注管理システム注文受領後、どう確認、割り当て、出荷、追跡するか注文一覧だけでなく、注文の発生源と日常の変更を処理できるかを見る
販売・仕入・在庫管理仕入、販売、在庫がどう連動するか既存機能で十分か、他のソースからの注文を受け取れるか
ERP注文、仕入、在庫、財務などの企業業務がどう統合されるか既存の受注モジュールを拡張できるか、本当に別システムが必要か

問題が「顧客が毎回価格を聞いてからメッセージで注文する」ことなら、セルフオーダー機能を優先して見ます。問題が「注文はすでに受け取っているが、社内でどれが変更され、どれが未出荷か分からない」ことなら、もう一つのショッピングサイトを開くのではなく、受注管理に重点を置くべきです。

02

システムを選ぶ際、必ず確認すべき受注管理機能は?

結論

まずシステムが一件の注文を受領から完了まで継続的に追跡できるかを確認し、その後で帳票や付加機能を見ます。日常の運営に最も役立つのは、管理者だけが総売上を見られることではなく、全員が次に何を処理すべきか分かることです。

たとえば営業が顧客の注文を受けたら、まず商品、価格、納期を確認し、倉庫は確認済みバージョンに基づいて出荷し、カスタマーサポートは未発送の項目を照会し、経理は会社の会計ルールに従って入金を追跡します。これらの役割が必要とする画面は異なりますが、照会結果は同じ注文に対応付けられるべきです。

次の表を使ってベンダーに実際に操作してもらいましょう。ある業務を既存の ERP や他のツールが担当しているなら、重点はそれらの間で必要なデータを交換できるかに変わり、すべてのシステムでやり直す必要はありません。

業務ベンダーにデモしてもらうこと得られるべき答え
注文の受領既存の表、Web サイト、営業から注文を作成する注文の発生源と元の番号を遡れるか、インポートで重複を防げるか
内容の確認商品、価格、数量、納期を調整するどの注文がまだ顧客または社内の確認待ちか
出荷の手配在庫分を先に出荷し、残りは補充を待ついくつ出荷済みで、いくつ未出荷か、誰が引き続き対応するか
注文の変更出荷前に数量を減らす、または住所を変更する倉庫が新しいバージョンを受け取るか、出荷済み分は保護されるか
返品の処理一部の商品だけを返品する返品、検収、返金、値引きが別々に追跡されるか
進捗の照会ある顧客の未完了注文をすべて検索する一件ずつ開かなくても、フォローが必要な項目を見つけられる

特に「注文確認」「商品出荷」「代金回収」の三つを区別してください。月締めの顧客は先に出荷して後で支払い、前受金の注文は先に入金して後で出荷することがあります。システムが「完了」というステータス一つしか使わず、何が完了したのかを明示しなければ、部門間での誤解は避けられません。

03

顧客が LINE やメールで注文する場合、再入力を続けずに整理するには?

結論

LINE での受注管理は、営業による一元登録、顧客自身による入力、メッセージの自動整理という三つの方法から始められます。顧客が操作方法を変える意思があるか、注文内容のルールが一貫しているかが、どれが最も効果的かを決めます。

一つ目は、顧客がメッセージを送る習慣のある場合に、まず営業が一度だけ入力する方法です。顧客から「前回のやつをあと 2 ケース」と送られてきたとしても、営業は商品と 1 ケースの数量を確認する必要があります。そこで営業が顧客の過去の注文を検索し、商品をコピーして数量を調整し、確認待ちの注文を作成します。確認が済んだら、データを ERP に送るか、既存システムが受け付ける形式でエクスポートします。

この方法は顧客の従来のコミュニケーション習慣を残し、社内で先に Excel に転記し、次に ERP に入力し、最後に倉庫へ別途通知する手間を改善します。顧客数が多くなく、注文内容をよく相談する必要があるなら、すべての顧客に Web サイトへの切り替えを求めるより、出発点として適していることが多いでしょう。

二つ目は、顧客が自分で操作する意思がある場合に、LINE から注文ページを開く方法です。顧客が固定の商品を繰り返し注文するなら、LINE 公式アカウントのリッチメニューに注文リンクを置きます。顧客はタップして Web サイトに入り、必要に応じてログインし、商品を選び、数量を入力して送信します。サイトが内容を注文として保存するので、営業がチャットの文字から商品を判別する必要はなくなります。

ここで本当に構築または購入すべきなのは、注文サイトとその後の注文処理機能です。LINE はリンクの操作手段を提供するだけで、ボタンを追加しただけで顧客別価格、在庫、ERP 連携が自動的に備わるわけではありません。すでに使える注文プラットフォームがあるなら、そこへ直接リンクすればよく、もう一つ作り直す必要はありません。

三つ目は、メッセージ量が多い場合に、自動整理してから人が確認する方法です。毎日大量の定型メッセージや添付ファイルを受け取るなら、商品、数量、納期を確認待ちの注文に整理し、営業が照合する方法を検討できます。これは計画可能な連携フローであり、LINE を開けば備わっている標準機能ではありません。システムが従業員のすべての私的なチャット履歴を読めると想定することもできません。

実際に始める際は、まず指定の注文用メールアドレスや公式アカウントなど、一つのソースと固定フォーマットでテストします。「前回と同じ」「青を白に変更」のように文脈が必要な内容は営業の確認に残し、そのまま正式な注文に送らないようにします。整理する量が照合と保守の作業を上回る場合に限り、自動化の範囲を広げます。

今最も困っているのが重複入力なら一つ目を優先し、営業が固定の商品と価格の問い合わせにずっと時間を取られているなら二つ目を優先して検討します。三つ目は、ソース、商品データ、確認責任が明確になってから進めるのに適しており、LINE で受注しているからといって必ず AI が必要なわけではありません。

04

変更、分割出荷、返品をシステムはどう処理すべきか?

結論

システムは元の注文内容と変更履歴を保持し、出荷済み、未出荷、返品処理を別々に追跡すべきです。選定時に変更のあった注文でテストして初めて、実際の操作が自社の仕事の進め方に合っているかが分かります。

以下は仮の検収シナリオで、顧客事例ではありません。顧客が商品を 100 個注文し、先に 60 個を出荷します。その後、未出荷の 10 個をキャンセルし、残り 30 個が補充待ちになります。続いて顧客は受け取った商品のうち 5 個を返品し、返金は実際の入金と取引条件に基づいて別途処理されます。

この注文の数量を 90、さらに 85 と書き換えていくだけでは、後で帳簿を確認する人が何が起きたか分かりません。より有用な画面は、注文 100、キャンセル 10、出荷済み 60、出荷待ち 30、返品 5 個の処理記録を保持するものです。返品分を再送するかどうかは、双方の取り決めに従って別途処理します。

発生した変更システムが支援すべき業務ベンダーに実際にデモしてもらうこと
一部の商品を先に出荷未出荷数量と予定している処理を保持する第一便の出荷後、残りの商品はどこで追跡されるか
顧客が未出荷商品をキャンセルキャンセル理由を残し、履行すべき数量を更新する倉庫に処理停止を通知するか、引き当て済みの在庫をどう解放するか
出荷前の住所変更出荷待ちデータを更新し、関係者に通知する伝票を印刷済み、または配送業者に引き渡し済みの場合はどう処理するか
一部返品を受領実際の受領数量と商品の状態を記録する検収後、どれが販売可能在庫に戻り、どれが戻らないか
返金または値引きが必要会計ルールに従って後続の処理記録を作成する倉庫が受領した後、会計は処理待ちの金額があることをどう知るか

こうしたシナリオがやや複雑だからといって、カスタム開発しかないと即断しないでください。たとえば SHOPLINE の公開機能には、注文編集、分割、一部返品がすでに含まれています。まず既製品の処理方法が適用できるかをテストし、そのうえで欠けているのが機能なのか、操作設定なのか、他システムとの連動なのかを判断します。

05

すでに ERP がある場合、受注管理システムはどう連携できるか?

結論

すでに ERP があるなら、正式な注文、在庫、債権の管理は ERP に任せたまま、その前段の受注業務を改善できます。連携の目的は再入力を減らし、後続のステータスを遡れるようにすることであり、二つのシステムのすべてのデータを複製することではありません。

たとえば営業が受注画面で商品と納期を確認して送信ボタンを押すと、ERP が正式な注文を作成して番号を返し、倉庫が出荷すると受注画面で出荷結果を確認できます。営業は同じ場所で進捗を追跡でき、毎日注文番号を持って倉庫に聞きに行く必要がなくなります。これは議論できる目標フローであり、実際にどの工程まで実現できるかは、既存 ERP が提供する機能と権限次第です。

次の順序で方法を選べます。API は異なるソフト間でデータを交換するためのインターフェースです。API があることは連携の前提条件の一つにすぎず、必要な注文操作をサポートしているかは別途確認が必要です。

方法適した状況まず改善できること
ベンダー純正モジュールまたは既存の連携ツール現在の製品がすでにサポートしているチャネルと注文フロー既製機能を優先して使い、別途保守するプログラムを減らす
ファイルのインポート・エクスポートERP は注文をインポートできるが、当面は適した自動連携手段がない固定項目での一括インポートで、一件ずつの再入力を減らす
API 連携の開発自動送信とステータス照会が必要で、既製ツールが合わない必要に応じて注文、変更結果、出荷情報を交換する
当面は手作業の工程を残す旧システムがインターフェースを公開しておらず、信頼できるインポート手段もないまず注文の整理と確認を一元化し、実現できない全自動フローを約束しない

Microsoft の Business Central と Shopify の公式連携ドキュメントでは、注文のインポート、販売伝票の作成、その後の同期が分けて説明されています。つまり評価時に「つなげられるか」だけを聞くのではなく、注文が入った後に変更、キャンセル、出荷結果がどう処理されるかも確認すべきだということです。特定の製品に連携があるからといって、他の ERP でも同じ方法が使えるとは限りません。

現在の悩みが再入力だけなら、第一段階では「確認した注文を ERP に送り、成功か失敗かが分かる」ことを先に完成させられます。その後に出荷の照会と変更の連動を追加すれば、各工程でどの作業が減ったかが見えやすく、すべての部門の業務を一度に変えることも避けられます。

06

既製ソフト、ERP の拡張、カスタム開発、どれが自社に適しているか?

結論

標準的な注文フローならまず既製品を検討し、既存の ERP が業務の大部分をカバーしているなら先に拡張と連携を見て、必要なフローがどうしても合理的に完了できない場合に限りカスタム開発を検討します。すべての企業にカスタム開発が必要なわけではなく、特殊な項目があるからといってプログラムを書く必要があるわけでもありません。

「既製ソフト」と「ERP」は相互に排他的なカテゴリーではなく、ERP 自体が既製品であることもあります。本当に比較すべきなのは、既存システムの継続利用、新しいツールの購入、設定の調整、足りない部分の開発のうち、どの道が現在の業務を最も改善できるかです。

現在の状況優先して検討すべきもの次の選択肢へ進むタイミング
注文が単一のショッププラットフォームに集中し、業務ルールが単純そのプラットフォームの注文、返品、出荷機能実際のフローや必須チャネルが本当にサポートされていない
複数チャネルの注文を集約する必要があり、取引ルールはおおむね標準的既製の受注管理ソフトと、それがサポートする連携必須チャネルや既存システムが接続できない
ERP はあるが、受注や出荷照会だけが欠けているERP 純正の拡張、既存の連携ツールを確認してから追加開発を比較純正の選択肢が必要なフローや利用シーンに合わない
主な差異は項目、承認、帳票フォームとワークフローを設定できるプラットフォーム複雑な連携、操作、性能要件がプラットフォームの能力を超える
特殊な変更、承認、割り当てルールを複数システムにまたがって処理する必要があるカスタムモジュールとシステム連携まず最小限の必要範囲を定義し、ERP 全体を作り直さない

たとえば Ragic は調整可能な販売受注管理の方法を提供しており、固定パッケージとゼロからの開発以外に、設定によってフローを組み合わせる選択肢があることを示しています。顧客情報、フォーム項目、簡単な承認を追加するだけなら、まず試す価値があります。注文を変更するたびに異なる倉庫や外部システムの状態に応じた処理が必要なら、連携能力と保守方法をさらに比較すべきです。

費用も月額料金や開発見積だけで比較してはいけません。各社に同じ範囲でライセンス、初期設定、データ整理、連携、トレーニング、保守を列挙してもらい、どの変更が別途課金されるかを明確にしてもらいます。特に導入後にどれだけ手作業が残るかを見てください。そうでなければ、安いツールは元の再入力作業を別の画面に移しただけになりかねません。

実際の選定では、各ベンダーに同じ一組の注文を操作してもらいます。正常に完了した一件、変更して分割出荷した一件、一部返品した一件です。この三つのフローを見てから価格と導入方法を比較するほうが、「受注管理対応」というチェック表だけを見るよりはるかに判断材料になります。

07

どのような場合に JoinX に相談するのが適しているか?

結論

既存システムを残す必要があるのに、注文フローの一部が人手によるデータ移しに依存し続けている、あるいは既製品が必要な業務をサポートできない場合は、JoinX に相談するのが適しています。議論の焦点は一つの受注画面や一つのデータ連携でよく、システム全体の再構築から始める必要はありません。

一つ目の状況は、ERP は使い続けられるが、営業とカスタマーサポートの業務が分散しすぎている場合です。正式な注文と債権は ERP にあるのに、営業が依然として LINE、メール、Excel を整理し、さらに別の場所で出荷状況を確認しているなら、社内向けの注文業務画面の構築を検討できます。担当者が同じ場所で注文を作成、確認、追跡し、既存システムの能力に応じてデータを交換します。開発が必要なのは日常業務に欠けている部分であり、ERP のすべての機能を複製することではありません。

この種の議論では、まずどのデータを ERP が決め、どの操作を新しい画面で行い、現在どのインターフェースが使えるかを明確にします。ベンダーにすでに適したモジュールがあるなら比較に含め、開発費をかけて既製機能を作り直すことを避けます。

二つ目の状況は、注文はあるのに、部門間の変更がまだメッセージ通知に頼っている場合です。たとえば営業が数量変更を承諾し、倉庫はすでにピッキングを始め、カスタマーサポートは別途顧客に返信して、結局どのバージョンが正しいのか誰も分からなくなります。この場合、注文変更の申請、出荷状況に応じた操作制限、関係者が変更を確認するフローを検討できます。

この種の開発の価値は、「誰が変更でき、変更したら誰が処理し、どこまで処理したか」を一本の業務フローにすることです。既製ソフトの設定で実現できるなら先に設定を使い、複数システムにまたがる判断と通知が必要なら、追加開発を検討します。

三つ目の状況は、顧客にオンライン注文を提供したいが、バックエンドシステムは変えたくない場合です。法人顧客がログインして購入可能な商品、取り決めた価格、注文履歴を見る必要があるなら、注文サイトと既存システムの分担を検討できます。外向けの操作はシンプルにし、社内では慣れた在庫と会計の処理を残します。カスタム開発するかどうかは、既製プラットフォームが取引ルールと連携要件に合うかで決まります。

JoinX の「カスタム開発・デザイン」と「技術・AI コンサルティング」は、こうしたニーズを議論するためのサービスの方向性です。上記は評価可能な作業範囲であって固定パッケージの機能ではなく、実際の案はシステムの条件と目標に応じて確認する必要があります。受注の問題がすでに既製品で解決できるなら、カスタムのためのカスタムは不要です。

08

初めて要件を相談する際、何を準備すればよいか?

結論

完全な要件定義書は不要で、どの技術を使うかを先に決める必要もありません。現在使っている注文とツールを持参し、最も減らしたい作業を明確に伝えれば、議論を始められます。

最も役立つのは、欲しい機能を何十個も列挙することではなく、今どう仕事をしているかを相手に理解してもらうことです。「営業が表で確認した後、アシスタントがもう一度 ERP に入力している」「顧客が数量を変更したのに、倉庫によく通知が届かない」と率直に言えばよいのです。こうした説明だけで、改善に値する範囲は見えてきます。

持参できる資料用途
通常の注文一件と、変更または分割出荷があった注文一件正常なフローと、最も行き詰まりやすい工程が分かる
現在の Excel、フォーム、画面皆が実際に何を記録しているかが分かる。資料を作り直す必要はない
既存システムの名称と利用部門どの機能を残し、どれをベンダーに確認すべきかを初期判断できる
最も改善したいこと一つ第一段階の範囲を決める。例:再入力を減らす、欠品を照会できる、変更を一元化する
おおよその利用人数と注文の状況操作方法、導入範囲、各案のコストの比較に役立つ

資料は顧客名、電話番号、取引上の機密を先にマスキングし、項目とフローを残しておけば十分です。ERP に API があるか分からなくても、まず製品名とバージョンを提示し、連携条件は後で確認すればよく、そのために初回の相談を遅らせる必要はありません。

第一段階では一つの注文ソースと一つの部門に絞り、新しいフローが本当に重複入力を減らし、未完了の注文を見つけやすくするかを先に検証します。有効だと確認してから拡大するほうが、最初からすべてのチャネル、倉庫、特殊ルールを同じフェーズに詰め込むより、範囲をはるかに管理しやすくなります。

よくある質問

注文の発生源が少なく、主に一人で処理し、変更、出荷、入金を明確に追跡できるなら、Excel や無料ツールは出発点になり得ます。無料プランを評価する際は、利用人数、データ件数、エクスポートと連携の制限を確認してください。複数人の同時作業でバージョンが混乱したり、整理に費やす時間が増え続けたりするようになったら、有料ツールや連携案を比較します。注文が増えただけで、すぐにカスタム開発する必要はありません。

一件の注文から始めて、改善に値する業務を見つける

ERP を作り直すと先に決める必要も、完全な要件定義書を先に書く必要もありません。今最も困っているのが、注文を何度も入力している、変更後に情報が合わない、出荷の進捗を人に聞くしかない、ということなら、まずその業務を持ち寄って議論し、どの既製機能が使えるか、どのデータを連携する必要があるか、本当に別途開発が必要かを確認しましょう。

まずは注文一件、現在の表一枚、あるいは同僚が毎日やり直している作業一つから始めてください。技術的な答えを知っている必要はありません。重要なのは問題を明確に言葉にすることで、そうして初めて適切な改善方法を選べます。

要件を明確にすることが、プロジェクト成功の第一歩

JoinX(哲煜科技)は「カスタム開発・デザイン」「AI 導入」「技術・AI コンサルティング」を提供しています。社内の受注画面、顧客向け注文サイトから既存システム間のデータ交換まで、実際のニーズに応じて範囲を評価できます。非定型の注文を大量に整理する必要がある場合は、AI が役立つかをさらに検討します。

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